資料の整理

学習内容
  1. 平均値・メディアン・標準偏差・相関係数を定義式に基づいて計算する。
  2. 平均値・メディアン・標準偏差・相関係数をExcelの関数を使って求める。
  3. 度数分布表を作成する
  4. ヒストグラムを作成する。
  5. 散布図を描く。
Excel の関数
AVERAGE・・・平均値を求める
MEDIAN・・・中央値を求める
STDEVP・・・標準偏差を求める
CORREL・・・相関係数を求める
FREQUENCY・・・度数分布を求める
RAND・・・乱数を発生する
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例題1
次のデータは12人の学生の身長と体重である。
これより2項目の平均値,メジアン,標準偏差を求めよ。
xとyとの相関係数を求めよ。
xとyとの散布図を描け。
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 x(身長)  166.1 173.2 161.6 153.5 181.7 198.6 185.2 154.3 173.5 192.5 142.6 168.5
 y(体重)   60.3  68.3  65.2  40.4  86.5 102.5  90.3  49.7  68.4 103.7  47.2  65.2
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[解説]
求める平均値をm,m,標準偏差をσ,σ とする。
=(x1+x2+・・・x12)/12 =170.94
=(y1+y2+・・・y12)/12 =70.34
メジアンを算出するにはx,yを整列して中央値を求める。データ数が偶数の時には中央の2つの値の平均を取る。
平均からの差の二乗の平均を分散σ2と言いその平方根が標準偏差である。
σ2=[(x1−m)2+(x2−m)2+・・・+(x12−m)2]/12
σ2=[(y1−m)2+(y2−m)2+・・・+(y12−m)2]/12 より
σ=15.97 ,σ=20.11
相関係数 r は
r=Σ(xk-mx)(yk-my)/12/(σσ)で定義される。すなわちx,yの偏差の積(xk-mx)(yk-my)の平均をx,yの標準偏差で割って r= 0.95。 correlという関数を使えば簡単に求まる。
標準偏差に関する関数は2つあるので注意。
 STDEVP・・・母集団全体(この場合はこれ)
 STDEV・・・標本を扱う場合
Excelの関数を使って求めた値は赤字で記してある。
身長・体重の散布図は下記の通り。
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例題2
0から10までの乱数を発生させてその平均,メディアン,標準偏差を計算せよ。また度数分布表 ヒストグラムを作れ。
[解説]
乱数を発生させる関数は RAND でありこれより例題1にそって平均,メディアン,標準偏差を求める。FREQUENCY 関数の使用法に注意。
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問題1
学生の身体検査表より身長と体重,身長と座高の相関係数を求め散布図を作れ。
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    身長(cm)  162   175   155    185    177    188    170    164   168   
    体重(kg)   50.3  64.2  55.1   70.9   68.3   86.5   72.8   58.7  83.4
    座高(cm)   78    59    50     90     85    100     80     78    82
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問題2
例題1,例題2を求めるワークシートを作れ。

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