デジタルの日記念講演会
京都コンピュータ学院 共催:一般社団法人情報処理学会
2021年10月10日(日)14:00
オンライン開催
- 参加費:
- 無料
KCG資料館 京都コンピュータ学院
デジタルの日とは
今年は10月10日・11日
デジタルの日は,デジタルについて定期的に 1振り返り 2体験し 3見直す ための機会として創設されました。
「誰一人取り残さない,人に優しいデジタル化」を実現するために,産学官そして個人が連携し,デジタルに触れ,デジタルを感じる国民全体のための祝祭を目指します。
デジタルの日 記念講演会
演題:日本のコンピュータ発展の歴史をひもとく
我が国のコンピュータの研究・開発と商用化は60年以上の歴史を有し世界に誇れる技術的成果も多数あります。しかし,残念ながらそれらに関係する技術的史料の多くは廃棄され,かろうじて残っているものも日に日に失われています。
情報処理学会では,それらをすこしでも保存したいと努力しており,情報処理技術遺産や分散コンピュータ博物館などの認定制度を作りました。
京都コンピュータ学院(KCG)が,1963年の創立以来,教育・実習・研究で使用してきた過去のコンピュータ等を保存・展示しているKCG資料館は,その分散コンピュータ博物館として最初に認定された施設のひとつで,情報処理技術遺産に認定された史料をはじめ日本のコンピュータの歴史を語るうえで欠かすことのできない多数の貴重な史料を有しています。
本講演では我が国のコンピュータの歴史を,初期から発展期を中心に,KCG資料館に保存・展示されている史料を紹介しつつ概観します。
講演者:発田 弘
- 東京大学工学部電子工学科卒
- 1963 年に日本電気株式会社入社。理事・支配人を務める。
- 2002年6月に沖電気株式会社に入社。
- 情報処理学会では,各種委員・理事・監事を経て,1999~2000年度副会長。
- 2003年11月に歴史特別委員会委員となり,2006年2月から同委員会委員長を務める。