24th CGアニメコンテスト&CGアニカップ

CGアニメコンテストとは

「CGアニメコンテスト」とは，自主制作のCGアニメ作品を対象とした，国内で最も伝統のあるコンテストです。
まだCGの黎明期だった1989年に，大阪大学や京都大学の学生有志によって，“パーソナルCGアニメ作品の発表の場を設け，広く一般にPRするとともに，その質的向上を促進する”という趣旨で設立されました。
それから23年間，多くのクリエイターの支持を得，これまでの応募総数が6000作品に迫るなど，国内最大規模のコンテストに発展しました。その間，国内外で活躍するトップクリエイター達を多数輩出しています。
また，入選作品の上映や表彰式を行う「入選作品上映会」は，CGアニメファンのお祭りとして親しまれています。

開催概要

全入選作品の上映および入選者のトークの他，これまでの入選者の近況報告など，様々なイベントを行うCGアニメファンのお祭りとして親しまれています。
今年度は，「CGアニカップ」と同時開催し，上映会全体を，ニコニコ生放送とYouTubeLiveでネット配信します。

主催 等

• 主催 : DoGA
• 支援 : 文化庁
• 共同運営 : 京都コンピュータ学院 ・ 京都情報大学院大学
• 後援 : デンマーク大使館 ・ KYOTO CMEX
• 協力 : Google ・ ドワンゴ

開催趣旨

パーソナルCGアニメ作品の発表の場を設け，広く一般にPRするとともに，その質的向上を促進する。

募集作品

主要部分をコンピュータで作成した自主制作のオリジナル映像作品。

賞 一 覧

グランプリ，各賞（作品賞，映像賞等），佳作，入選

CGアニカップとは

「CGアニカップ」とは，CGアニメのオリンピック！？
競技的要素を入れたCGアニメの上映会であり，国または地域対抗の団体戦です。
伝統の「CGアニメコンテスト」が，世界と連携して「CGアニカップ」となり，さらに今年は，文化庁「メディア芸術人材育成支援事業」にスケールアップ！
同時に，Google社，ドワンゴ社の協力も得て，単なる上映会から，世界につながる“ネット融合イベント”に進化！

競技内容

競技方法

• 先鋒戦から大将戦までの5試合を行う
• 各試合には，各チームから1作品ずつ上映
• 順位に応じて，勝ち点が得られる（1位:10点　2位:6点　3位:1点）
• 5試合後，最も勝ち点の多いチームが優勝

判定方法

以下のポイントを総合的に判定

• 会場の拍手の音量
• 会場の審査員による判定
• ネット上の準審査員による判定
• ネット上の視聴者による投票（ネット投票にはGoogle＋のアカウントが必要）

EU代表チーム

EU代表チームは，デンマークのコンテンツ人材育成機関である「The Animation Workshop（TAW）」の卒業制作と，オープンワークショップの作品から選抜します。オープンワークショップは，ヨーロッパ各地から独立系作家を受け入れ，自主制作を支援するアーティストインレジデンスです。
1989年に設立されたTAWでは，プロのアニメーターの再トレーニング，学生の教育，そしてインキュベーション等を行っています。TAWの作品は，名だたる国際映画祭で注目が高まっています。

台湾代表チーム

2012年度の台湾代表チームは，台北コンピューター協会（TCA），朕宏國際INCG雑誌出版，台湾CGアニメクリエイター協会（DNA3D）からの推薦に基づき，台湾文化建設委員会（台湾文化庁）の顔名宏委員（台中国立教育大学教授）のアドバイスをいただいて選抜しました。

日本代表チーム

日本代表チームは，その年の「CGアニメコンテスト」の入選作品の中から，選出されます。
単に上位5作品を選ぶのではなく，エンターテイメント作品やアート作品，王道の作品から異色作まで，様々な方向性を持った作品を選びます。

KCGで開かれたCGアニカップ2012，第24回CGアニメコンテスト　 入選作品上映会