※2016年3月末時点
メディア情報学科海老池さん
ウェブサイト制作のベンチャー企業で,服装をはじめ自由度が高いのが特徴です。生産性・効率性が上がるなら,仕事のスタイルは問わないといったところでしょうか。会社に在籍するKCGの先輩から話を聞いていて,しっかりとした体制を敷き,高いプロ意識で案件をこなしていくという姿勢にもひかれていました。キャリアセンターの先生を通じてアポイントを取り,面接を経て内定をいただきました。その後は週2日,インターンシップで通っています。まだまだ実力は足りませんが,勉強を重ね,いつかはウェブに関するすべてのことを安心して任せてもらえる「何でも屋」になりたいと思っています。
大学では実験心理学を学んでいました。そのうち,心理学と通じる部分がありながら,人の心とは違って曖昧さがないコンピュータに魅力を感じるようになりました。また,東日本大震災後,ボランティアに出向き,フリーマガジンの発行など現地の人々の声を伝える活動にかかわったのですが,発信する手段としてウェブの存在の大きさを目の当たりにしました。でも自分には,それを作れる知識も技術もない。大学院に進んで心理学を続けることを考えたこともありましたが,やはりもう一度勉強し直し,新たな道を見つけてみようと,KCGの門をくぐりました。入学後はウェブサイト構築につながるデータベース設計に興味を持つなど,楽しみながら勉強に励みました。
また,サークル「ものづくりラボ ひつじ」を立ち上げ,口コミで集まったメンバーがアプリやウェブサイトなどさまざまな作品づくりに取り組んだり,11月祭実行委員会の副委員長としててんてこ舞いしたりと,充実した日々を送ることができました。
情報科学科吉田さん
学校推薦を受け,数回の面接に臨んだ後,内定をいただくことができました。10月に内定式が終わり,入社後は千葉・幕張にある会社の施設で1ヵ月間の研修を受け,その後,配属が決まります。自分にとってこの会社は,パソコンなどハード分野のイメージが強くあったのですが,就職活動に際し会社の研究をしていくうちに,ソフト開発やサービスも幅広く手掛けているのに驚き,同時にぜひとも入社したいという思いが強くなりました。まずはきっちり仕事を覚えたいと考えています。
高校時代にスマートフォンが出回るようになり,これからは本格的なITの時代が来ると感じました。ただ,プログラミングの経験がないばかりか,コンピュータに関する知識や技術は皆無でした。KCGではゼロからのスタートで,不安は正直ありましたが,真面目に勉強していけばきっと結果がついてくると自分に言い聞かせました。
入学後は,とにかく資格を取ろうと懸命に勉強しました。資格イコール成果,持っていれば必ず就職に役立つと思ったのです。応用情報技術者試験などいくつかの資格を取ることができ,就職活動の自己PRの武器になりましたね。それと,ビジネス学系関連の経営や業務管理,それにウェブプログラミング関連の授業が好きでした。これら学んだことは,きっと就職後にも生かせる機会があると思います。社会人になってからも資格試験にはどんどん挑戦していきたいですね。ただ,苦手な英語のスキルアップも会社から求められているので,少々頭が痛いです。
ゲーム学科原田さん
中学時代から抱いていた夢を実現することができました。「薄桜鬼」や「アムネシア」などで知られる乙女ゲーム制作の最大手企業への就職です。3年生の後期から会社のウェブサイトを見続け,どうしたら就職できるか考え抜いた半年間。同時にキャリアセンターの先生方に指導していただきながら書類をそろえ,作品を応募したところ面接への招きがあり, 4年生の5月下旬,内定をいただきました。夢だったのでしばらくは信じられず,舞い上がっていましたが,もっともっと勉強して作品に自分の名前が記されるようになりたい,と今は意欲満々です。
「ゲーム開発の勉強」以外に進路を考えていなかった高校3年時,大学を探しても学科などに「コンピュータ」の名は付いているけど,どうもゲームの勉強ができそうにない,相談しようにも,そのような人がなかなかいない,という中,親とともにKCGのオープンキャンパスに参加したところ,ゲームを学ぶための素晴らしい環境,先生や先輩が気さくに話しかけてくれる明るい雰囲気にひかれ,進学を決めました。親もすぐさま気に入り,背中を押してくれました。
KCGでは,ITの知識は皆無に近かったこともあり1~2年生はとにかく真面目に授業を受ける,試験で点数をちゃんと取ることに集中しました。3年生からの実習は,自分磨きをしているのだと自分に言い聞かせ,手を抜くことなくやってきたつもりです。オープンキャンパスやフレッシュマンキャンプ,京都マンガ・アニメフェスタ(京まふ)などのスタッフにも参加しました。一緒に汗をかいた友達はみな意識が高く,私の宝物です。
情報工学科市田さん
追加募集があった地元滋賀にある大手企業の研究所に就職が内定し,エンジン開発にかかわる仕事に就くことができるので喜んでいます。農業分野は担い手不足や大規模化などでIT化が急がれています。国を支える産業を活性化させるため,自分が持っているスキルをさらに磨いて励んでいきたいと思っています。KCGの先輩がたくさんいる会社なので,とても心強いです。
高校卒業を控え,コンピュータをしっかり学べる学校に進もうと思い,家から比較的近くにあるKCGへの進学を考えました。最初は「ゲームを作ってみたい」と考えていたのですが,それが次第に「ロボットを作ってみたい」に変わり,機械とプログラミングが両方学べる情報工学科を選択することにしました。とても歴史がある学校という点も,入学を後押ししました。実は兄もKCG出身なのですよ。
KCGでは組込みシステム技術を一生懸命,学びました。また,C言語の授業のTAや,ボランティアでは京都府主催の「ロボカップジュニア京滋奈ブロック大会」に出場する小中学生への指導,KCGサマーフェスタの「電子工作教室」の補助など,さまざまな経験もできました。モノづくりはとても魅力があります。KCGでは楽しみながら,知識と技術を身につけることができました。
情報工学科足立さん
金融以外の,さまざまな企業にクラウドなどのサービスを提供する会社で,主に上流工程を担当することになります。一人暮らしをしてみたいという単純な発想から東京の企業に就職したいと考え,また,大手企業にチャレンジしてみようとの思いから,学内企業説明会に参加していたこの会社の門をたたきました。本社での説明会,筆記試験,月1度の面接・計3回を経て内定を得ることができました。面接では,緊張しない性格が幸いしたのかもしれません。情報分野の進歩は速いので,常に勉強し自分を成長させて頑張っていきたいです。
高校卒業後の進路については,なんとなく大学進学かな,と思っていました。3年生の夏休みにKCGのオープンキャンパスに参加し,最新の設備がそろっている点に魅力を感じました。また,ハードとソフトが両方学べる学科なら,遊んでしまいがちな大学生活を送るより,絶対就職に有利だと考え,進学を決めました。
最初は自動車制御学科への入学でした。洛北校(テクニカルカレッジ)での授業を受けるうちに,もっと長く深く勉強したいと思い,2年時に情報工学科に転科,KCGに入るまで全く経験がなかったプログラミングを中心に,必死で勉強しました。同時にフレッシュマンキャンプ,創立50周年記念式典,オープンキャンパスのスタッフも経験したほか,京都府警の依頼によるスマートフォンアプリ開発にもチームの一員として取り組みました。生涯の友人もたくさんできましたね。
ビジネス基礎科村田さん
実家近くの滋賀県高島市マキノ町に本社を置く会社から内定をいただくことができました。自動車部品の製造が主な事業で,その中のプレス機といった機械設計を担当することになります。ITの知識はまだまだですが,仕事に慣れながらしっかり技術を身につけていきたいと心しています。とりわけ最近は,人付き合いがうまくいかずに早期退職してしまうという事例をよく耳にしますので,会社の方々とのコミュニケーションを大事にし,数年後には後輩から尊敬されるような社会人になりたいと思っています。
高校は総合学科で,選択科目のうちから「コンピュータ」,特にエクセルを学んだところ,このソフトの面白さに興味を持ちました。エクセルを含め,各種事務系ソフトをもっともっと学びたいと専門学校を探し,オープンキャンパスに参加したところ,KCGの雰囲気の良さにひかれ,進学を決めました。親との相談で2年課程と決めていたので,迷わずビジネス基礎科を選びました。
KCGの1年時は事務系ソフトをみっちり学び,2年になると就職活動モードに切り替え,キャリア形成などを重点的に勉強しました。家から学校まではかなり時間がかかるのですが,KCGは9時半始業なので,随分助けられました。就職活動については分からないことばかりでしたが,キャリアセンターの先生方が相談に乗ってくれるとともに熱心に指導してくださいました。
アート・デザイン学科大前さん
大手企業などのウェブを制作する大阪の会社で,デザインをもとにサイトを構築するマークアップエンジニアの仕事をすることになりました。KCGの先生から紹介され会社で開かれた合同説明会に参加してみたところ,社員教育が充実し,業務に追われるだけでなく自分のスキルアップにつなげられる場所だと感じ応募,キャリアセンターの先生方からアドバイスをいただきながら試験に臨んだところ早々に内定をいただき,その後はインターンシップで通っています。今後はデザインも勉強し直し,自信のあるウェブサイトを作り上げられるよう努力していきます。
子どものころから絵を描くことが好きで,パソコンも身近な存在でした。高校時代はペンタブレットを使ってパソコンで絵を描くのに夢中。また,知識は全くありませんでしたが,ウェブサイトの構築にも興味を持ち始めていました。自分の好きなことを学び就職につなげられる進学先として,KCGのアート・デザイン学系はピッタリでした。
入学後はまず,ウェブサイトの授業を熱心に受けました。勉強をしていくうちに,さらにその魅力が広がっていきました。また,短期間の講義「舞台芸術とIT」を受講しました。「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリストを務めるニッツァ・メラスKCGI教授らの指導で,KCGグループの創立50周年記念CDアルバム「MU∑A」プロモーションビデオ作りに取り組み,刺激を受けました。KCGでは多くの貴重な体験ができましたね。
アート・デザイン学科谷本さん
名古屋市に本社がある会社で,アプリやゲーム開発の「エンターテインメント事業」と,情報サイト運営などの「ライフスタイルサポート事業」を柱にしています。ベンチャー企業が集うカンファレンスで出会い,人事担当の方の話を聞くうちに,自分にピッタリの会社で,ここでなら頑張れると思うようになり作品を添えて応募,3回の面接を経て内定をいただくことができました。すでに新人研修に向けた課題として「自分は3年後にどうなりたいか」が出されています。入社までじっくりと考えているところですが,一般の方々が感じるちょっとした不便や不安を見つけ出し,それを解消できるようなサービスを提供できる人材になりたいと思っています。
中学卒業後,食品スーパーでアルバイトをしていましたが,正社員になるには厳しく,別の道を探さなければと考えるようになりました。たまたまハローワークの職業訓練で受けたデザイン関連のソフトの講座が面白く,美大に進んだ友人の影響もあって次第にウェブデザインにひかれ始め,専門学校への入学を決めました。大阪の学校なども見たのですがCGやアニメーションが中心で希望とは違いました。地元にあるKCGは歴史と伝統があり,ウェブデザインを学ぶには最適な環境だと感じました。
KCGの授業は楽しく,どんどん技術が身についていくのが実感できました。2年生のとき,仲間とともにソフトウェア関連プロジェクトの「ハッカソン」に参加したのですが,それが自分の意欲をかきたてる分岐点になりましたね。専門学校生や大学生とIT関連の作品で競うイベントなのですが,技術力の差は歴然で,とても悔しかったけど刺激になりました。また,高校生活の経験がない自分にとって,フレッシュマンキャンプやオープンキャンパスのスタッフとして得たグループワークでの体験は,貴重な財産になっています。
経営情報学科中原さん
日本のIT業界を牽引する企業から内定をいただくことができ,大変喜んでいる一方で,これからもしっかりと勉強を続けて社会に役立つ仕事をしていかなければならないと身を引き締めています。会社は担任の先生に紹介してもらって興味を持ち,チャレンジしてみようと応募,筆記試験,グループワークや会社のカフェを舞台にした社長・役員の方々との集団面談を経て,夏休み前に採用の知らせを受けました。入社後は研修をしっかりこなし,いずれはリーダーとしてプロジェクト全体を見渡せるような立場になれるよう,ひとつひとつ経験を重ねていきたいと思います。
高校は総合学科で,プログラミングなど情報関連の勉強をしていました。ITはこれからもどんどん発展・進化し,可能性が限りなく広がっていくでしょう。将来,ITの仕事に就きたいという思いに迷いはなく,専門学校への進学を決めたのです。ただ,コンピュータ系の専門学校は堅いというイメージが頭から離れず,その点だけは不安だったのですが,KCGのオープンキャンパスに参加してみて,自由な雰囲気と環境に,その不安は払拭されました。
入学後しばらくは言語などITの基礎をみっちり学びました。3年生後期からERPの勉強を始め,生産だけでなく人事・労務,財務など会社の流れ・工程を管理するそのシステムの魅力に取り付かれました。とても難しかったのですが,懸命に勉強しました。11月祭実行委員会のスタッフも務めました。スポンサー班として企業から広告を取り寄せる仕事を担当したのですが,社会人の方と触れ合う機会を持ったことで,就職に対する意識が高まったと思っています。
コンピュータ工学科中嶋さん
情報化社会が成熟し,クラウドコンピューティングがますます求められる時代になり,ぜひともそれにかかわる仕事に就きたいと思い,この会社を選びました。学内企業説明会で話を聞いてみたところ,事業内容をきちんと説明してくれながら「研修は正直キツいけど,やりがいがある」と強調する採用担当の方の熱意に心を動かされました。ファッション関連企業を中心に自社開発ソフトを提供する仕事です。まずビジネスマナーなど社会人としての基礎を身につけ,スキルを高めてプロジェクトリーダーを任せられるようになりたいです。
高校時代に進路を決める際は,大学に進む気はなかったものの,とりわけやりたいという道が見つからず,漠然と,将来は好きなコンピュータを使った仕事がいいな,と考えているにすぎませんでした。そんなときにKCGの存在を知り,自動車やガス関連の技術者である父親から,ハードもソフトも学べるエンジニアリング系への進学を勧められ,入学しました。
入学後はプログラミングに熱中する一方,資格取得にも力を注ぎました。また,軽音のサークル活動,オープンキャンパスやフレッシュマンキャンプのスタッフなど,楽しい経験を積むことができました。プロジェクト演習では,他の学科の学生とのコラボレーションが新鮮で,チームワークの大切さや,力を合わせることで生まれる新たなパワーを感じ取ることができました。
ゲーム学科田中さん
地元京都に拠点を置くゲームの技術者集団というイメージがあり,以前より憧れていた会社でした。KCGでの学内企業説明会に参加して選考内容をじっくり確かめ,4年時の5月に作品を添えて応募,筆記試験や,集団も含めた面接に数回臨み,7月末ごろに内定をいただきました。まだまだ学ばねばならないことは多いと思っていますが,世界に通用するゲームクリエイターになることを目標に,しっかり技術を磨くとともに,しっかり遊び,しっかり人付き合いをしていきたいです。
高校3年の春ごろは,進路が決まらず少し焦っていました。パソコンを触ったりゲームをしたりするのは好きだったので,近くて通うのにも便利なKCGのオープンキャンパスに参加してみたところ,ゲームをプレイするのではなく制作することにもとても魅力があることを知りました。ただ,ITの知識は皆無に近く,高校を卒業してからのしばらくの間,プログラミングの入門書を読みはしましたが,少し不安を抱きながらの入学でした。
入学後に入ったサークル「Club-SP」に所属する先輩の技術には度肝を抜かれました。その先輩方は皆,第一線のゲーム開発者として活躍中です。さらにインターンシップや,ゲーム関連のイベントスタッフとして参加し,現役の開発者の仕事ぶりを見た時も大きな刺激を受けました。それまで続けていたバイトも2年でやめ,ゲーム作りに没頭することにしました。このように好きなことを好きなだけやれるのは,学生のうちだけでしょうから。