(100675) Chuyanakahara = 1997 XP2  中原 中也(1907−1937)
公転周期: 4.22年      絶対等級:14.1等      推定直径:6km
軌道線は内側から水星・金星・地球・火星・Chuyanakahara・木星・土星で,赤色は黄緯が正(画面の手前)であることを表す。
 山口市湯田出身の詩人。弱冠12才で雑誌「婦人画報」に投稿した短歌「筆とりて」が入選し,文壇にデビューした。30才で病に倒れるまでの間に多数の詩を残し,その多くは自身が編集した「山羊の歌」と「在りし日の歌」に収められている。また、『ランボオ詩集』を出すなど,フランスの詩人の紹介にもつとめた。中也の詩に多くの作曲家が曲をよせ,クラシック系の歌曲から演歌やフォークソングまで多数の曲が生まれた。
 1994年には湯田温泉の生家跡地に中原中也記念館がオープン,1996年には山口市は中原中也文学賞を創設した。