KCGグループと,株式会社 ドーガによる,文化庁のメディア芸術人材育成支援事業 「CGアニカップ2012 日本 × EU × 台湾 親善試合」と「第24回CGアニメコンテスト 入選作品上映会」(デンマーク大使館・KYOTO CMEX後援,Google・ドワンゴ協力)が,10月27日(土),京都コンピュータ学院京都駅前校で開かれました。全国から大勢のCG・アニメファンがKCGに集結,ネット配信もされ,世界中の約74000人以上がアニメのビッグイベントを楽しみました。日本とEU,台湾の代表がCGアニメ作品の出来栄えを競う親善試合では,EUチームが優勝しました。
CGアニカップは,世界のアマチュアのCGアニメクリエイターが10分程度にまとめた作品を持ち寄って国別にチームを組み,その出来栄えを競う団体戦です。1チーム5作品で構成,柔道や剣道の団体戦と同じ方法で,「先鋒」から「大将」まで順に作品を披露,制作者がコメントを加えます。
今回の「日本 × EU × 台湾 親善試合」では,日本側は「CGアニメコンテスト」で入賞した作品,EU,台湾も,それぞれのコンテストを勝ち抜いた作品で,国・地域の威信をかけ,勝利を勝ち取ろうと意欲満々で臨みました。審査員はKCGIの李皓 准教授ら5人が担当,ネットを通じて参加する7人の準審査員に加え,ネットでの投票や会場の拍手の大きさなどで勝敗が決められます。力作ぞろいで審査員と会場,ネットの評価が分かれたケースもありましたが,EUチームが5戦のうち3戦でトップとなり,見事優勝を果たしました。
これに先立ち開かれた「第24回CGアニメコンテスト~入選作品上映会」では,アニカップの代表には届かなかったものの日本のアニメクリエイターたちによる優秀な9作品を紹介し,ファンたちを楽しませました。
同コンテストは個人制作のCGアニメ(パーソナルCGアニメ)を対象とした国内で最も伝統のある大会で,これまでに6000作品以上の応募があり,国内外で活躍するトップクリエイターを多数輩出しています。
24th CGアニメコンテスト&CGアニカップ
http://www.kcg.ac.jp/event/cganime2012.html